今回はカイオーガの調整をまとめてみました。
環境に多いカイオーガの型は網羅しています。
部分的に見たい方は、目次を置いてますのでみたいところから飛んでみてください。
カイオーガの基本データ
カイオーガ
タイプ:
特性:雨降らし
種族値:100-100-90-150-140-90
※以下10/9日更新のポケモンホーム参照
【採用技割合】
【採用性格割合】
【採用持ち物割合】
カイオーガの採用技候補
潮吹き:威力150の最高打点。HPが削れてもダイマックスにより火力を担保できる。
根源の波動:潮吹きの威力が落ちた時の打点。命中不安だが威力は申し分ない。
波乗り:潮吹きの威力が落ちた時の安定打点。
熱湯:潮吹きの威力が落ちた時の安定打点。追加効果の火傷と優秀。
雷:カイオーガミラー意識。特性と合わせて必中になり追加効果の麻痺も優秀。
冷凍ビーム:対ドラゴンに対する安定打点。
吹雪:命の珠カイオーガにおいて採用候補。HD振りのグラードンを有利な乱数で落とせる。
絶対零度:サイクルを破壊することが可能。ただし,伝説幻ルールにおいては試行回数を稼ぎにくいため優先度は下がる。
凍える風:タイプに関係なくS操作が行える。
破壊光線:ダイアタック媒体として技候補となる場合がある。対面から身代わりで様子見してくるザシアンにも有効。
電磁波:S操作と起点作りができ,裏のポケモンとのシナジーも取れるため耐久型に採用されることが多い。
瞑想:持ち前の数値を活かし特殊ポケモンを起点にして詰めることが可能。
カイオーガのSライン
カイオーガのSラインは95〜156
(最速スカーフ:234 準速スカーフ:213)
235:(最速91族S+1状態)
234:(最速90族S+1状態)
222:(最速)
220:(最速)
213:(準速90族S+1状態)
166:(最速99族)
161:(最速95族)
157:(最速91族)
156:(最速90族)
152:等(準速100族)
151:(準速99族)
147:(準速95族)
142:(準速90族)
131:(無補正4振り)
118:(無補正60振り)
117:等90族(麻痺 最速S+1状態)
112:等90族(無補正12振り)
110:等90族(無補正 無振り)
カイオーガの育成論 紹介
スカーフカイオーガ
【調整案①:最速CS】
【簡易解説】
貯水ポケモンの採用率が低い伝説幻ルールにおいて,水技の選択が安定択となりやすく相手ポケモンに大きな削りを与えることができる。また,水電気氷の技範囲を活かしダイマックスを切ることで,タイプによる受け出しを許さない。大マックスを切らずにH振りのみのザシアンを落とせる点が優秀。ただし,HD振りザシアンが増加傾向であることは向かい風か。
【調整】
持ち物:拘りスカーフ
性格:臆病
努力値:175-*-111(4)-202(252)-160–156(252)
S:ミラーや同速意識の最速
C:D4振りザシアンへの乱数が変わるため252振り
【被ダメージ計算】
①無補正 C252
雷
→116〜126 (60.5〜72.0%)
140ダイサンダー
→134〜158 (76.5〜90.2%)
②補正 c252
雷
→116〜138 (66.2〜78.8%)
140ダイサンダー
→146〜174 (83.4〜99.4%)
①補正 A252 珠
130ダイジェット
→173〜204 (98.8〜116.5%) (6.3%で耐える)
140ダイジェット
→187〜220 (106.8〜125.7%)
②補正 C252 珠
130ダイアーク
→160〜189 (91.4〜108%) (50.0%で耐える)
130ダイジェット
→121〜142 (69.1〜81.1%)
【確定技】
潮吹き, 雷, 冷凍ビーム,熱湯or波乗りor潮吹き
【その他採用候補技】
破壊光線:ダイマックス時にダイアタックとなりS操作できることが強み。
怖い顔:ダイマックス時ダイウォール媒体となるのが一番の強み。クッションとして運用する際にS操作を絡めて退場することも可能。
【与ダメージ計算】
①H252 D4
雨状態 潮吹き
→190〜225 (95.4〜113%) (75%で一発)
雨状態 熱湯
→102〜121 (51.2〜60.8%)
②H252 D148
雨状態 潮吹き
→168〜198 (84.4〜99.4%)
雨状態 熱湯
→91〜108 (45.7〜54.2%)
【調整案②:準速CS】
【簡易解説】
基本的な運用は最速スカーフオーガと同じであるが,無補正C252振り潮吹き耐えのザシアンを50%以上の乱数で落とせることが利点。しかしながら,最速ザシアンや最速バドレックスに対する詰め性能が落ちる点がやや難点か。
【調整】
持ち物:拘りスカーフ
性格:控えめ
努力値:175-*-111(4)-222(252)-160–142(252)
S:準速
【被ダメ計算】
①無補正 C252
雷
→116〜126 (60.5〜72.0%)
140ダイサンダー
→134〜158 (76.5〜90.2%)
②補正 C252
雷
→116〜138 (66.2〜78.8%)
140ダイサンダー
→146〜174 (83.4〜99.4%)
①補正 A252 珠
130ダイジェット
→173〜204 (98.8〜116.5%) (6.3%で耐える)
140ダイジェット
→187〜220 (106.8〜125.7%)
②補正 C252 珠
130ダイアーク
→160〜189 (91.4〜108.0%) (50.0%で耐える)
130ダイジェット
→121〜142 (69.1〜81.1%)
【確定技】
潮吹き,雷,冷凍ビーム,
熱湯or波乗りor根源の波動
【その他採用候補技】
破壊光線:ダイマックス時にダイアタックとなりS操作できることが強み。
怖い顔:ダイマックス時ダイウォール媒体となるのが一番の強み。クッションとして運用する際にS操作を絡めて退場することも可能。同様の役割を持つ技として電磁波も考えられるが増加傾向にあるゼクロムに対して有効な点でやや勝る。
【与ダメージ計算】
①H252 D4
雨状態 潮吹き
→207〜244 (104.0〜122.6%)
雨状態 熱湯
→102〜121 (51.2〜60.8%)
②H252 D148
雨状態 潮吹き
→184〜217 (92.4〜109.0%) (56.3%で一発)
雨状態 熱湯
→99〜117 (49.7〜58.7%)
チョッキカイオーガ
【簡易解説】
ミラーに強いカイオーガ。H振りを活かしてダイマックスを切ることで物理ポケモンとの打ち合い性能も保証されている。118のSラインが拮抗しているラインなためHを落として多少Sを上げることを推奨。伝説幻ルールの構築において広く採用されているザシアン+黒バドレックスの並びに強く出れる。
【調整】
持ち物:突撃チョッキ
性格:控えめ
努力値:201(204)-*-111(4)-220(236)-161(4)-118(60)
H:物理ダイマックスとの打ち合い考えてなるべく高く
C:11n
S:麻痺状態のスカーフカイオーガ抜き
【被ダメージ計算】
①補正 a252 巨獣斬
→186〜220 (53.1〜62.8%)(DM時)
①無補正 c252
雷
→70〜84 (34.8〜41.7%)
140ダイサンダー
→90〜106 (44.7〜52.7%)
→(22.3〜26.3%) (DM時)
エレキフィールド 140ダイサンダー
→116〜138 (28.8〜34.3%)(DM時)
②補正 c252
雷
→79〜92 (38.8〜45.7%)
140ダイサンダー
→98〜116 (48.7〜57.7%)
→(24.3〜28.8%) (DM時)
エレキフィールド 140ダイサンダー
→126〜150 (31.3〜37.3%)(DM時)
①補正 A252 珠
130ダイジェット
→173〜204 (43.0〜50.7%) (DM時)
(98.1%で2耐え)
140ダイジェット
→187〜220 (46.5〜54.7%) (DM時)
(39.1%で2耐え)
②補正 c252 珠
130ダイアーク
→107〜126 (26.6〜31.3%) (DM時)
130ダイジェット
→79〜95 (19.6〜23.6%) (DM時)
①補正 C252 珠
140ダイサンダー
→127〜151 (31.5〜37.5%)(DM時)
エレキフィールド 140ダイサンダー
→164〜195 (40.7〜48.5%)(DM時)
130ダイアース
→59〜70 (14.6〜17.4%)(DM時)
150ダイドラグーン
→101〜121 (25.1〜30.0%)(DM時)
①無補正 C252
アストラルビット
→61〜73 (30.3〜36.3%)
C+1状態 アストラルビット
93〜109 (46.2〜54.2%) (乱数48.1%で2耐え)
【確定技】
しおふき,雷,冷凍ビーム,熱湯or根源の波動
【その他採用候補技】
破壊光線:ダイマックスを切ることが多い方であるためS操作を絡めて後続につなげる点は優秀であるが,それ以上に潮吹き以外の安定水打点が必要となる場面が多いため相対的に優先度は下がる。
【与ダメージ計算】
①H252 D4
雨状態 150ダイストリーム
→ 205〜243 (103.0〜122.1%)
雨状態 根源の波動
→153〜180 (76.8〜90.4%)
雨状態 熱湯
→109〜130 (54.7〜65.3%)
②H252 D148
雨状態 150ダイストリーム
→183〜216(91.9〜108.5%) (50%で一発)
雨状態 根源の波動
→135〜159(67.8〜79.8%)
雨状態 熱湯
→99〜117(49.7〜58.7%)
①無振り
雷
→114〜136 (65.1〜77.7%)
140ダイサンダー
→146〜172 (83.4〜98.2%)
エレキフィールド 140ダイサンダー
→190〜224 (54.2〜64.0%) (DM時)
②突撃チョッキ H204 D4
雷
→78〜92 (38.8〜45.7%)
140ダイサンダー
→98〜116 (48.7〜57.7%)
→(22.3〜26.3%) (DM時)
エレキフィールド 140ダイサンダー
→126〜150 (31.3〜37.3%) (ダイマ時)
【参考元】
うわっきーさん
【S34最終2020-27位】霹靂ディアルギア
ぽけぷる
【剣盾s34 最終23位】お祭りイベルギザシアン
命の珠カイオーガ
【簡易解説】
命の珠による超火力でタイプ相性による受け出しを許さないことが最大の利点。H252補正D252振りナットレイですら受け出しが成立しない。この利点を生かして有利対面を作ることを意識したり,S操作を絡めたりすることで対戦全体を有利に進めることができる。氷技として吹雪を採用することでグラードンから展開してくる構築に対しても有利に立ち回ることが可能となる。
【調整】
持ち物:命の珠
性格:控えめ
努力値:175-*-111(4)-222(252)-160–142(252)
C:特化
S:準速
【被ダメージ計算】
①補正 A252
巨獣斬
→186〜220 (53.1〜62.8%)(DM時)
ワイルドボルト
→224〜264 (64.0〜75.4%)(DM時)
①無補正 c252
雷
→116〜126 (60.5〜72.0%)
→(30.2〜36.0%) (DM時)
140ダイサンダー
→134〜158 (76.5〜90.2%)
→(38.2〜45.1%) (DM時)
エレキフィールド 140ダイサンダー
→174〜206 (49.7〜58.8%) (DM時)
②補正 C252
雷
→116〜138 (66.2〜78.8%)
→(33.1〜39.4%) (DM時)
140ダイサンダー
→146〜174 (83.4〜99.4%)
→(41.7〜49.7%) (DM時)
エレキフィールド 140ダイサンダー
→192〜226 (54.8〜64.5%) (DM時)
①補正 A252 珠
130ダイジェット
→173〜204 (98.8〜116.5%)
140ダイジェット
→187〜220 (106.8〜125.7%)
②補正 C252 珠
130ダイアーク
→160〜189 (91.4〜108.0%)
130ダイジェット
→121〜142 (69.1〜81.1%)
【確定技】
潮吹き,雷,冷凍ビームor吹雪,破壊光線
【その他採用候補技】
瞑想:ダイウォール媒体として優秀。ネクロズマ対面など相手の明らかな引きを読んで瞑想を積むことで有利に立ちまわれる。しかしながら、伝説幻ルールにおいては貯水ポケモンが少ないため水技を連打した方が強い場面が多く採用優先度はそれほど高くない。
【与ダメージ計算】
①H252 D148
雨状態 150ダイストリーム
→239〜282(120.1〜147.7%)
①無振り
雨状態 150ダイストリーム
→312〜368 (77.6〜91.5%) (DM時)
150ダイアタック
→139〜164 (34.5〜40.7%) (DM時)
①無振り
140ダイサンダー
→250〜294 (71.4〜84.0%) (DM時)
②突撃チョッキ H204 D4
140ダイサンダー
→127〜151 (31.5〜37.5%) (DM時)
エレキフィールド 140ダイサンダー
→164〜195 (40.7〜48.5%) (DM時)
①無補正 H252 D252
130ダイアイス
→203〜239 (98.0〜115.4%) (87.5%で一発)
140ダイアイス
→218〜257 (105.3〜124.1%)
①補正 H252 D252
雨状態 150ダイストリーム
→99〜117 (54.6〜64.6%)
眼鏡カイオーガ
【簡易解説】
ホウオウ+ナットレイや日食ネクロズマ+イベルタル+ムゲンダイナのサイクルに強い。サイクル戦においてカイオーガより早いポケモンに対して他のポケモンで電磁波を撒くことで潮吹きを連打することで対戦全体を有利に進めることができる。
【調整】
持ち物:拘り眼鏡
性格:臆病
努力値:175-*-111(4)-202(252)-160–156(252)
【被ダメージ計算】
スカーフカイオーガの項目参照
【確定技】
しおふき 雷 冷凍ビーム
根源の波動:H252 D4振り ザシアンが確定になるため優先度は高い。
【その他採用候補技】
熱湯,波乗り
【与ダメージ計算】
①無補正 H252 D4
雨状態 根源の波動
→207〜244 (104.0〜122.6%)
①無補正 無振り
雷
→158〜186 (90.2〜106.2%) (37.5%で一発)
①無補正 H252 D4
雨状態 150潮吹き
→144〜169 (58.2〜68.4%)
①補正 H252 D252
雨状態 潮吹き
→105〜123 (58.0〜67.9%)
ゴツメカイオーガ
【簡易解説】
「カイオーガはD方面に強く,B方面に弱い」という認識の裏をかいたカイオーガ。ゴツメダメージにより相手のポケモンをこちらの裏のポケモンの圏内に入れたり,想定外の電磁波により相手のプランを崩すことができる。ホウオウやルギアの流行により,ワイルドボルトを採用したザシアンが増加傾向にあることが向かい風か。
【調整】
持ち物:ゴツゴツメット
性格:図太い
努力値:207(252)-*–155(236)-171(4)-161(4)-112(12)
S:麻痺状態の最速黒バドレックス抜き
HB:ザシアン、マーシャドーを意識してできるだけ高く
【被ダメージ計算】
①補正 A252 巨獣斬
→69〜79 (32.3〜38.1%)
②補正 A252 じゃれつく
→121〜144 (58.4〜69.5%)
③補正 A252 ワイルドボルト
162〜192 (78.2〜92.7%)
①補正 A252 シャドースチール
→64〜76 (30.9〜36.7%)
②補正 A252 インファイト
→85〜102 (41.0〜49.2%)
①無補正 C252 アストラルビット
→93〜109 (44.9〜52.6%) (77.8%で2耐え)
【確定技】
電磁波:想定外のS操作というコンセプトも兼ねた型であるため必須だと考えられる。
【その他採用候補技】
熱湯,冷凍ビーム,雷,絶対零度,凍える風
根源の波動:ゴツメダメージと合わせることで縛れる範囲が広がる
堪える:ゴツメの接触回数を増やすことができる
【与ダメージ計算】
①H252 D4
雨状態 根源の波動
→118〜138 (59.2〜69.8%)
雨状態 熱湯
→87〜103 (43.7〜51.7%)
カイオーガ対策
伝説幻環境においてカイオーガの対策は以下の3つが考えられる。
しかしながら,冷凍ビームや雷には強力な追加効果がありの被弾を増やすことは負けにつながりやすいため,①または②の対策が好ましい。
①数値・タイプ・特性で受ける。
ex)
②対面から勝利する
ex)(HD)(物理珠)(襷)
③対面から負荷をかけつつ流す
ex)(マジカルフレイム)
ここまで読んで頂きありがとうございます。
質問・ご意見・ご要望等ありましたら https://twitter.com/Pokeple009 までお願い致します。
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